疑問・心配Q&A

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疑問・心配Q&A

キリスト教の幼稚園がいくつかあります。ちがいがありますか?

同じプロテスタントのキリスト教を背景にした「キリスト教保育連盟」に属している園は、共通した基本方針を持っています。
しかし幼稚園では、小学校のような教科書や時間割は無く、具体的な保育内容はそれぞれの園が自由に決めています。
クラス編成や保育者の数、一日の過ごし方や行事の行い方、保育者の子どもに接するスタンスなども様々です。
それぞれの特徴を理解し、保護者の思いに合った園を選ばれれば良いでしょう。

自由遊びが中心ですが、規律や集団行動についてはどうですか?

「これで遊んでみよう」といった子どもの自発的な遊びが広がるように、保育者は環境を整え、見守ります。
消極的な子には「この子も仲間に入れてくれる?」、自分中心になってしまう子には「このおもちゃはいっしょに使おうね」など、その時々にふさわしい言葉で支え導きます。
トラブルが起きても最初から保育者が仲裁に入ったりせず、出来るだけ子ども同士で解決へと向かうよう待ちます。
子どもの自主性や思いつきを大切にしつつも、いろいろなトラブルも経験しながら、集団生活のルールや約束事などを、ゆっくりと身につけていけるようにしています。
そのような中から仲間意識が生まれ、いっしょに取り組むことの喜びを得ていくのです。
まわりの人を思いやる気持ちを育てることで、ルールを守ることの大切さを伝えるようにしています。

文字や数を教えられていないと心配です。

文字や数字は抽象的概念ですが、この時期の子どもはそのひとつの言葉を生成した実体験を重ねていくことが重要です。
「土」を例にすると、その言葉の背後には土の変化した様々な状態、どろどろしたものやぱさぱさしたもの、手でこねたお団子ややわらかな草を育む土もあります。においや色も様々です。
五感で体験したものが、言葉や数として表現されるのです。
早く教えられたからといって脳の発達が加速するのではなく、むしろ情感や感性の成長をさえぎってしまうこともあります。
「おべんきょう」のために遊びが細切れにされたり、競争心をあおってしまうことは、子どものためにはならないのです。
だから文字や数を学ぶ学校教育は、どの国でも子どもの発達に則した年齢から始められています。
それまでは、焦らないで、言葉や数であらわせない経験を、豊かに蓄積しておくことこそ、この時期の子どもには必要です。
また、毎日絵本の読み聞かせやお話をして、落ち着いてお話しを聞く習慣をつけ、何でも自ら吸収できる力を養えるようにしています。
そのような土台を作ることが、自分から意欲を持って学ぶ姿勢へとつながっていくのです。

体操などで体力をつけるという園もよく聞きますが?

決められた体操の時間を行うよりも、自由に遊んでいる子どもの方が、体力があることがデータでも出ています。
させられる特定の動きより、それぞれの子どもが自発的に体を動かす楽しさを経験することが大切です。
もちろん園では一緒に音楽に合わせてリズム体操をしたり、遊びの中でゲームをして走ったり、スケーターなどをする時間なども設けています。

徒歩通園は、下の子がいるので大変そうですが?

雨の日などは確かに困ることもあると思います。
連絡いただいた方は自家用車での通園も可能です。
また自転車を利用されてもかまいません。
ただ、雨の日は雨の日なりの歩き方や気をつけることを、子どもに教える良い機会ととらえることも大切です。

お弁当を作るのが心配です。

まだ味覚や嗜好も発達途中なので、はじめはおにぎりと好きなおかず2つくらいから始め、皆と食べる喜びを感じられれば良いでしょう。
1回のお弁当だけでなく、一日の食事全体でバランスが取れるよう気をつけましょう。
経験豊かな方のお弁当を参考にしたり、お弁当講習会などを活かしてください。
子どものお弁当を考えることは、食生活全体を豊かにしていく機会でもあり、家族皆の健康にもつながっています。
冷凍品なども上手に利用し、工夫して取り組んでいただければ良いと思います。
希望者は、週1回のお弁当給食を注文できます。

トイレのことが心配です。

生活習慣などのしつけは、家庭で身につけるのが基本です。
ただし入園時の成長の状況はそれぞれにちがうので、個別にその子に合ったお手伝いをします。
園生活では適切な時間に声をかけていっしょにトイレに行ったり、濡らしてもすぐに着替えをさせて対応しています。

けがが心配です。

安全には十分気をつけますが、全く危険がない環境にすることは不可能ですし、思いきり遊ぶことも出来なくなります。
小さな危険を経験することで、大きな危険を避けることが出来るようになります。
子どもは、小さなけがをしながら、大きなけがをしない方法を体で覚えていきます。

保護者同士のつきあいはどうですか?

毎日の送り迎えで、他の保護者と顔を合わせる機会は多く、煩わしいと感じる方もあるでしょう。
しかしそれ以上に、同じ子育てをしている方と親しくなれば、得るものも大きいと思います。
子どものいる家族に必要な、いろんな情報も得られ、助けてもらったりすることもあります。
皆が社交的である必要はありませんが、子どもを通して保護者同士も人間関係の作り方を学べるのではないでしょうか。
親も子も生活している地域の中で、上手に人付き合いをしていくことは、社会性を身につけていく上で大切なことだと思います。
孤立しないよう、やわらかな"あやめネットワーク"の中で皆が成長していって欲しいと願っています。

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